Wordの「インデント」とは

インデントとは、段落や行頭の位置を変更して文字の位置をそろえることです。

インデントを理解するために必須の「段落」については【Word】段落と改行の意味、画面表示や文章構造の違いをご参照ください。

 

この記事ではWordでインデントを実際に動かしてみて、その働きを確認していきます。

例となる文章は下図の通りです。

各行末に付けている数字と記号は、

［段落番号－行番号］　　例　：　［Ⅱ-1］

編集記号名　改行、改段落

編集記号　 　↓　　　↲

をあらわしています。

 

インデントには4種類のマーカーがあります。

• 1行目のインデント
• ぶら下げインデント
• 左インデント
• 右インデント

Wordの画面にインデントのマーカーが表示されていない場合は、【表示】タブより、［表示］グループ内の「ルーラー」にチェックを入れてください。

 

 

ルーラー上にあるインデントのマークを移動させたとき、本文がどのように変化するのかそれぞれ見ていきましょう。

 

1行目のインデント（上側のマーカーを移動させた場合）

 

2段落目の行にカーソルを置いた状態で、ルーラー上にある上側のインデントマーカーを右にドラッグして移動しました。

段落内のどの行にカーソルを置いても、その段落の1行目行頭しか移動しません。

 

1行目のインデントマーカーの動き方

 

1行目のインデントマーカー（上側のインデントマーカー）を移動させた場合、行頭が移動するのは段落内の1行目だけが対象となります。基本的にマーカーは単独で動きます。

 

ぶら下げインデント（下側のマーカーを移動させた場合）

「ぶら下げインデント」は選択された段落内の2行目以降の行頭が移動します。

カーソルを置くのは段落内のどこでも大丈夫です。ほかの段落には適用されないので、段落ごとに設定することができます。

 

ぶら下げインデントマーカーの動き方

段落内の1行目を除くすべての行頭がインデントの対象となります。基本的に「ぶら下げインデントマーカー」は「左のインデントマーカー」を従えて動きます。

 

左インデント（上下のマーカーを移動させた場合）

選択した段落全体に適用されます。

1行目の行頭位置、ぶら下がりの位置も変わります。

 

また、移動した段落に対して「1行目のインデント」「ぶら下がりインデント」を適用することもできます。

 

左インデントマーカーの動き方

選択した段落全体がインデントの対象となります。

「左のインデントマーカー」を動かすと「1行目のインデントマーカー」「ぶら下がりインデントマーカー」も連動して動きます。

 

右インデント（右側のマーカーを移動させた場合）

 

「右インデント」はルーラーの右側に表示されているインデントマーカーを移動させます。

選択した段落の行が折り返すところを指定します。カーソルは段落のどこに置いてもかまいません。

 

右インデントマーカーの動き方

基本的に右インデントマーカーは単独で動きます。

「左インデント」で段落全体を移動しても「右インデント」は動きません。

 

マークを使わない方法

 

【段落】タブからでもインデントを挿入することはできます。

4種類のインデントの働きをしっかりと理解しておくと、作業効率を高めることができるでしょう。

 

---

「こんな本にはどんな用紙がいい？」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は

電話連絡先：06-6753-9955 / 法人専用窓口：0120-264-233
（平日10：00～18：00）

またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。

印刷製本の専門スタッフがお答えしております。