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【Word】割注を入れる手順

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割注とは?

注、註(ちゅう)とは?

本文を説明、補足するための(本文とは別のかたちで記した)文句を「注」「註」といいます。

 

「注」の位置によっていくつかの種類があり、次の2つはよく用いられている注です。

  • 頭注(とうちゅう)  : 本文を段組みにして最上段に注釈を置いたもの
  • 脚注(きゃくちゅう)  : 本文を段組みにして最下段に注釈を置いたもの

 

どちらが読みやすいかは本の判型や内容、読者の好みによって異なるでしょう。

 

割注とは?

そして、(昨今の翻訳者には)あまり好まれていない注が「割注」です。

 

割注(わりちゅう)とは、本文(説明したい文や語のすぐ後)に割り込んで、2行形式で挿入される注釈です。
本文中に組み込む形で記されるため、途中で挿入された(訳者による)説明がうっとうしい場合もあります。

 

しかし、注釈を確認するためにページを行き来する手間がなく、目線を動かす必要もありません。適度な割注であれば邪魔にはならず、スムーズな読書の助けになります。

 

割注の例(オースティン『エマ』中公文庫)

割注の例(オースティン『エマ』中公文庫)

 

Wordで割注を入れる方法

さて、この割注ですが、Word でも簡単に挿入することができます。

 

Wordで割注を入れる手順をダミーテキストを使って解説します。横書きで解説していますが、縦書きでも同様の手順で割注を作成できます。

(文章の引用「ダミーテキストとは?日本語(和文)と英語(欧文)の定番ダミーテキスト」】から)

 

ダミーテキスト

割注を入れる前の文章(ダミーテキスト)

 

まずは、必要なところにかんたんな注釈を入れてみましょう。

追加した文章(赤字部分)を割注にします。

かんたんな注釈

 

手順1

本文に挿入した注釈部分の文章を選択し(カッコは選択しません)、「ホーム」タブから「段落」グループの「拡張書式」→「割注」へと進みます。

 

「拡張書式」→「割注」

 

手順2

割注のポップアップがでたら、対象の文字列やプレビューを確認し、OKをクリックします。

 

複数の個所を選択して割注を作成できませんので、ひとつずつ作成してください。

「括弧で囲む」にチェックを入れると、選択部分に括弧を付けた形で作成されます。

 

「括弧で囲む」にチェックを入れる

 

手順3

割注になりました。

割注の文字の大きさは自由に調整できます。

 

割注

 

「注」は巻末にまとめてある注、章末に配置している注などがあり、注釈を1箇所に集約できる反面、読者はページを行き来する必要があります。

ちょっとした注であれば、割注にしてみてはいかがでしょうか。

 

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