【出版社別】新書サイズまとめ|家にある新書を手当たり次第に測ってみた
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
新書のサイズを測る
新書といえばあの細長い本のことですが、その細さにも色々あります。
イシダ印刷の冊子印刷でも、規定のサイズ以外にも3種類の新書サイズやカスタムサイズ(変形サイズ)のご注文を承っております。
冊子印刷の対応サイズ一覧
この記事では、筆者の家にある新書を出版社ごとに実測してみました。
新書のような本を作りたい方、サイズ選びの参考にしてください。
長辺(高さ)については、各社とも概ね「172mm〜174mm」であり、あまり差がありません。
したがって、短辺(幅)について大きい順(幅がひろい順)に紹介しています。
幅の「大きい」「小さい」という表現は、今回計測したサイズのなかでの相対的な評価であり、ふつうと比べて大きい新書、小さい新書があるわけではありません。
*ここでは出版社が「新書」として出版しているシリーズのみを取り上げました。
*計測はカバーを外して行い、結果は「短辺(mm)×長辺(mm)」で示しています。
*すべて「家にあるもの」で計測しております。取り上げられなかったシリーズがあること、計測結果には多少の誤差があることをご了承ください。
もっとも幅が大きい新書のサイズ
出版社 | 新書のサイズ(横×縦) |
---|---|
サイエンス・アイ新書 | 113mm×172mm |
講談社ブルーバックス | 112mm×173mm |
医学教養新書 | 110mm×172mm |
小学館101ビジュアル新書 | 110mm×173mm |
これらのシリーズは本文中に数式や図・グラフが多く登場します。
とくに上位2シリーズは理系のテーマを中心に扱っており、読みやすくするために幅が広くとられているのでしょう。
幅がやや大きい新書のサイズ
出版社 | 新書のサイズ(横×縦) |
---|---|
幻冬舎新書 | 109mm×173mm |
新潮新書 | 109mm×173mm |
中公新書 | 109mm×173mm |
中公新書ラクレ | 109mm×173mm |
文春新書 | 108mm×173mm |
朝日新書 | 108mm×172mm |
廣済堂新書 | 108mm×172mm |
中間的な幅をもつグループですが、中公新書を除けば、「一般的な読みもの」に該当するシリーズといえそうです。
広い層から読まれることが想定されており、大きすぎず小さすぎないサイズになっています。
幅がやや小さい新書のサイズ
出版社 | 新書のサイズ(横×縦) |
---|---|
集英社新書 | 107mm×174mm |
光文社新書 | 107mm×173mm |
ちくま新書 | 106mm×173mm |
ちくまプリマー新書 | 106mm×172mm |
講談社現代新書 | 106mm×173mm |
PHP新書 | 106mm×172mm |
平凡社新書 | 105mm×172mm |
岩波新書 | 105mm×173mm |
岩波ジュニア新書 | 105mm×172mm |
相対的に幅の小さいグループですが、「学術的な内容を平易に解説したもの」が多く含まれる結果になりました。
中公新書もこちらのグループに入るほうが(内容的に)収まりがいいような気がします。
今回の計測のなかでは岩波新書がもっとも幅が小さく、ジュニア向けについては高さに1mmの差を設けているようです。
文庫本のサイズ比較コラム【出版社別】文庫本サイズまとめ|家にある文庫本を手当たり次第に測ってみたにもあるように、岩波文庫は105mm×148mmですから、幅105mmという数字には岩波書店のこだわりがあるのかもしれません。
ちなみに岩波少年文庫は120mm×172mmと、岩波ジュニア新書よりも幅広になっておりますが、高さはきれいに揃えて並べることができます。
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