【冊子印刷】白紙ページのページ数の付け方、データ作成
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
本や冊子には、絵や文字のない白紙のページが設けられてることがあります。
白紙のページを設けて作品のイメージを演出したり、巻頭や巻末、章ごとに白紙のページを挿入して読みやすさや内容の区切りとして機能させたりします。
この白紙のページ、空白のページについて
- どこに白紙ページを入れるのか?
- ページ数はどう数えるのか?
- 白紙ページは原稿データではどう扱うのか?
をお伝えします。
目次
白紙ページを使うのはどこ?
白紙ページが必要になるのは主に「本文の最後」か「章と章の間」です。いくつかのパターンを見てみましょう。
1.総ページ数を偶数にするため
冊子印刷の本文総ページ数は偶数にならなければいけないので、本文が奇数ページで終わってしまった場合は、本文の最後から奥付までの間に白紙ページが入ります。
2.章と章の間
小説や論文集、テキスト、追悼集、記念誌など、複数の章がある冊子は、章と章の間に白ページを入れることが多いです。
3.冒頭や巻末に入れる装丁として
表紙と本文をつなげる役割、また本の見栄えを良くする飾りとして設けます。本文用紙と違う特殊紙などを挟んだ「遊び紙」もあります。
章の先頭に付ける白紙ページは何ページ目?
新しい章が始まるページは偶数ページか奇数ページ、どちらかに統一した方が冊子としてのまとまりがあります。
奇数ページに章タイトルを印刷して、次の見開きから本文が始めたり、章タイトルのページをなくして偶数ページから章が始まったり、冊子の構成によって様々です。余韻の大事な小説や句集、作品集などは、新しい章タイトルを奇数ページに印刷して、次の見開きから文章が始まった方がきれいでしょう。
印刷価格を低く抑えるためにページ数を少しでも節約したい時は、章が偶数から始まったり奇数から始まったりバラバラになりますが、基本的には同じ位置から始まるように白紙ページを入れて調整します。
また、図のように別紙で「扉」を挿入する場合は、必ず奇数ページから新しい章が始まることになるので、白紙ページを入れる必要があります。
原稿データには白紙ページも作成する
白紙ページのところにも、真っ白の空白ページのデータを入れておく必要があります。
そこで注意したいのはノンブルです。
通常、白紙ページにはノンブルも印刷しませんが、ページ数には数えるので、白紙の次のページは白紙のぶんを含めた数字を入れて下さい。
Office WordやAdobe InDesignで原稿データを作る場合は、白紙ページを挿入すれば自動的にノンブルの数字も増えます。
Illustratorの場合は、ノンブルを振る時にご注意下さい。
白紙ページ=扉・・・ではない
章タイトルを印刷した本文ページを冊子の構成上「扉(とびら)」と呼ぶ事もありますが、イシダ印刷においては「扉」と言うと、本文用紙とは違う用紙を挿入するオプション加工の「扉」を指します。
このオプション加工の「扉」は別料金が発生するので、本文用紙とは違う別紙を挿入せず、本文は全て同じ用紙の場合は、発注の際に「扉」という表現は使わない方が双方で混乱せずにすみます。
冊子印刷の発注の際においては、「白紙ページ」も「章タイトルが印刷されたページ」も、同じ紙ならすべて「本文」扱いとなります。
扉をはじめ、イシダ印刷のオプション加工については・・・オプションについて
扉について役割や価格について詳しく解説した記事は・・・本の扉(とびら)って何?役割や使い方のコツ~オプション加工について知ろう(1)~
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