【全一巻本の洋書】おすすめ4選のサイズ、ページ数、厚さを調べました
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
源氏物語の原文全巻を1冊で印刷製本できるか試してみました(1)では、源氏物語の原文を全一巻の無線綴じにしたら「どのくらいのサイズや厚みの本になるか」「イシダ印刷で製本できるか」ということを検討しました。
今回は実際に出版されている全一巻本(洋書)を紹介するとともに、そのページ数と厚さを調べてみたいと思います。
目次
『細雪(全)』
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細雪(全)
細雪(全)
サイズ :105mm×151mm |
谷崎潤一郎が現代語訳した『源氏物語』には全一巻がありましたが、彼自身の長編小説『細雪』にも全一巻のものが出版されています。
三分冊で読まれることの多い『細雪』ですが、全一巻にすると文庫本としてはかなりの厚さになっています。ここで、全一巻本を次のように定義します。
「通常は分冊で読まれているが、思い切って(むりやり)全一巻にしたぶ厚い本」
つまり、Junichiro Tanizaki 『The Makioka sisters』は全一巻本ではなく、谷崎潤一郎『細雪(全)』は全一巻本になります(英訳『細雪』は初めから全一巻のため)。
それでは、洋書の全一巻本を見ていきましょう。
① The Lord of the Ring
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The Lord of the Ring
The Lord of the Ring
サイズ :140mm×209mm |
『ロード・オブ・ザ・リング』は分冊のものがよく知られています。
先日とある書店にて全一巻本をたまたま発見し、購入しました。上製本で辞書のような体裁のため通読には不向きですが買わないわけにはいきません。
② À la recherche du temps perdu
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À la recherche du temps perdu
À la recherche du temps perdu
サイズ :140mm×205mm |
『失われた時を求めて』はペーパーバックで全7巻というのが一般的です。これが日本語訳になると、ちくま文庫で全10巻、岩波文庫では全14巻の大長編になりますが、なんと1冊で読むことができるのです。
製本も美しく、机の上に置くときれいに開きます。
③ William Shakespeare The Complete Works
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William Shakespeare The Complete Works
William Shakespeare The Complete Works
サイズ :171mm×234mm |
広義の全一巻本として、「同一著者による作品すべてを一冊にまとめたぶ厚い本」を含めたいと思います。この意味では「シェイクスピア全集」も(それが一冊であれば)全一巻本に入ってくることになります。
そして、この全集系全一巻のなかで出色のものが次の本です。
④ TINTIN TOUT(『タンタン 全』)
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TINTIN TOUT(『タンタン 全』)
INTIN TOUT(『タンタン 全』)
サイズ :193mm×250mm |
「タンタンの冒険」シリーズの全一巻。
カラーで全作品がお楽しみいただけます。絵本の縮刷版のようなものですが、とても大きな無線綴じになっています。
みなさまもご自身の日記や著作をまとめた全一巻本を作ってみてはいかがでしょうか。
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