イシダ印刷の印刷製本では、小説や詩集、自伝などの本文に最適な書籍紙をお選びいただけます。

この記事では、書籍紙の中でも嵩高の「ラフクリーム琥珀」をご紹介します。

書籍用紙、ソリストホワイト、ラフクリーム琥珀の比較

ラフクリーム琥珀の特徴

ラフクリーム琥珀は、日本製紙の嵩高書籍本文用紙です。
イシダ印刷では「ラフ書籍」という名称で、冊子の本文、表紙にお選びいただけます。

上質紙と似たパルプの質感が生かされた、ナチュラルな風合いの淡いクリーム色の紙です。上質紙より厚みがあり、やわらかくて軽い手触りが特徴です。

薄手の上質紙や書籍用紙より裏移りが軽減され、保存性に優れた中性紙で退色しにくいので、長期保存の書籍に適しています。

イシダ印刷の取り扱い用紙一覧

 

嵩高用紙のメリット

パルプの密度が低くて、軽くて柔らかい紙を嵩高（かさだか）といいます。
斤量（全紙を1000枚重ねた時の重さ。70K、90Kなどの表記）が軽くても、厚みがあります。

 

ラフクリーム琥珀の斤量は69Kで、上質紙70Kと重さは同じくらいですが、上質紙70Kの厚さが0.10mmなのに対し、ラフクリーム琥珀69Kは0.125mmと1.25倍も厚いのです。

	斤量	厚さ
ラフクリーム琥珀	69kg	0.125mm
上質紙	70K	0.10mm

 

嵩高の紙のメリットは「やわらかさ」「軽さ」を活かした、次の2点です。
特徴をおさえて本の本文に使えば、より効果的に用途やイメージに合った本に仕上がります。

 

ページ数の少ない本でも薄くならない

嵩高の用紙を本文に使うと、ページ数が少なくても、本の背表紙を厚くできます。
書店やイベントで並べた時に、薄い本より厚い本の存在感が大きく、充実した内容への期待感、外観の重厚感で印象を深めることができ、おすすめです。

背幅をかせげる分、背表紙のタイトルや著者名をより大きく印字できるようになる点もメリットです。

 

ページが軽く、柔らかくてめくりやすい

密度の高い紙より手触りが柔らかい嵩高の紙は、心地よくページをめくることができます。
自然で優しい雰囲気に仕上がるので、子供向けの本、サービスやブランドの紹介資料、学校文集などにおすすめです。

 

ラフクリーム琥珀に向いている本

ラフクリーム琥珀はモノクロ印刷に適した紙です。
カラー印刷も可能ですが、淡いクリーム色の地色がついた紙面は、カラーの写真やイラストが入稿データと違う色味に仕上がる場合があります。また、コート紙ほど色再現が鮮やかではなく、少しくすんだレトロな色合いになります。

カラー印刷のレトロさを狙って、写真やイラストをデザインして印刷するのもいいでしょう。

 

「柔らかい」「自然」「可愛い」「レトロ」「クラシック」といった落ち着いた優し気な雰囲気の本に、ラフクリーム琥珀は適しています。

• 小説
• 詩集
• 俳句集
• 自分史
• 卒業文集
• 作品集
• ブランドブック
• ZINE

文章が中心の書籍はもちろんのこと、ZINEなどクリエイティブな冊子に使うのも面白いでしょう。個性的で一味違った魅力を演出します。

 

ラフクリーム琥珀の使った本の印刷費

詩集や俳句集を印刷製本するイメージで、ラフクリーム琥珀を本文用紙に使った本の印刷費を見積もりました。

• A5サイズ
• 80ページ（背幅5.4mm）
• 無線綴じ
• 表紙　：　色上質紙 最厚口、モノクロ
• 本文　：　ラフ書籍71.5K（ラフクリーム琥珀71.5K）、モノクロ
• 150部　300部　600部
• オフセット印刷

 

表紙の色上質紙は、29色のカラーバリエーションから作品のイメージに合った色を選んで、ラフクリーム琥珀との組み合わせの効果をより高めましょう。

ラフクリーム琥珀の色味や質感など、印刷製本の仕上がりに不安がある方は、試し刷りサービスをご検討ください。
初めてのご注文時や大部数印刷の前に、入稿データで印刷製本した見本をお届けします。

試し刷り　本印刷前に刷り上がりをチェックできます

 

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「こんな本にはどんな用紙がいい？」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は

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（平日10：00～18：00）

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