【モノクロ印刷の入稿データ】画像や文字の設定方法、グレースケール変換の基本
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
目次
モノクロ印刷にはモノクロデータを入稿 カラーで作成してもモノクロで入稿!
モノクロ印刷で入稿するデータは文字、写真をモノクロにしたデータを作成します。
カラーで作成していたデータをモノクロで印刷する場合も、モノクロに設定してから入稿します。
全ページ、全ての画像をモノクロに変更するのは一手間かかりますが、適正なモノクロデータで入稿することで、綺麗な印刷に仕上がります。
カラーデータをモノクロ印刷用に入稿してしまうと・・・?
印刷はフルカラーがCMYKの4色(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)ですが、モノクロはK1色のみを使って印刷します。
K以外の色が混ざったデータ、カラーのデータを入稿した場合、印刷会社でモノクロに変換されますが、印刷会社によってモノクロ変換の方法や設定は様々です。イメージしていた濃さ、グラデーションにならない可能性があるので、入稿データの作成段階で仕上がりに近い色のデータに設定、変換しましょう。
印刷用にカラー画像を白黒(グレースケール)に綺麗に変換する方法
モノクロ印刷の入稿データ 作成方法
文字や罫線、グラフ
文字や罫線、グラフのモノクロデータの作成はかんたんです。
CMYKの「K」だけを使って文字色や線の色を%で設定します。C、M、Yでうっかり設定しないように注意しましょう。
グレー~黒の濃淡はK5%~100%くらいまでならきれいに印刷できます。
K1%やK2%は印刷しても見えなかったり、かすれているように見えてしまいます。また、罫線や小さい図形、棒グラフなど、色の面積が小さいオブジェクトも色が薄すぎると形が分かりにくくなってしまいます。小さいオブジェクトはK15%以上で濃淡を設定しましょう。
画像(挿入、貼り付け)
データ内に挿入、貼り付けた画像はすべてPhotoshopなどの画像編集ソフトで開いて、カラーモードを「グレースケール」に変換します。
「モノクロ二階調」に変換すると、K100%の黒と白で構成された古いコピーのような画像になる特徴があります。イメージに合う方で変換するよう注意します。
グレースケールに変換すると元のカラーモードに戻せません。必ず「別名保存」で保存して変換前と変換後のデータを保存しておきましょう。
Illustratorなどのレイアウトソフトは、リンク画像をあとから編集することができますが、元画像をグレースケールに設定してから配置しましょう。
また、Illustratorは画像を「埋め込み」にして一括でモノクロ変換する機能がありますが、データが重くなったり、あとから編集できなくなります。画像編集ソフトでグレースケールに設定した元画像をあらかじめ準備する方がスムーズにデータ作成を進められます。
WordやPowerPointは、データ内で画像編集ができません。
カラー画像を貼り付けたデータをモノクロ印刷で入稿するには、グレースケールに変換した元画像を再び貼り付け直します。WordやPowerPointのデータ作成をする前に全ての使用画像をグレースケールに変換しておきましょう。
Wordで画像を配置する、図形を作る方法【冊子のデータ作成】
カラー画像をグレースケールに変換しないと予期せぬ印刷結果に…
写真やイラスト、グラフなどフルカラーのグラフィックをモノクロに変換すると見え方ががらりと変わってしまいます。
たとえは青と赤はカラーだと全く違う色ですが、モノクロにすると似たような濃いグレーになります。
隣り合った色が似たような濃さのグレーになると、輪郭や境界がわからなくなったり、意味が伝わりにくい印刷物になります。
グラフ
↓画像のように、グラフのグレースケールは色分けが無意味になり資料、図解として致命的なデザインになります。顧客向けや取引先と共有する資料でグラフや図解をカラーできれいに、わかりやすく印刷したい場合は、指定したページだけをカラー印刷にできる本文のカラー・モノクロ混在印刷を利用するのもいいでしょう。
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人物
人物の顔写真をモノクロに変換すると顔の影が濃く感じられたり、暗い印象になったりします。
Photoshopでグレースケールに変換した時に写真の色味を確認して「暗いな」と感じたら、元画像の色調を明るく調整してからグレースケールに変換しましょう。
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