【オンデマンド印刷の納期】長いと短い、安いのはどっち?どれくらい安くなる?
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
目次
オンデマンド印刷とは?
オンデマンド印刷は、入稿データを直接印刷機に送って印刷します。オフセット印刷のように製版作業がなく、シンプルな工程で、手軽に一冊から少部数印刷を低コストで印刷できます。
オフセット印刷とは全く違う新しい印刷技術で、印刷機の中で熱で溶ける色の粉(トナー)を紙に吹き付けて印刷します。
オフセット印刷は入稿データから金属製の版を作り(製版)、それに4色のインクをつけて版画のように紙に刷る方式です。
オンデマンド印刷とオフセット印刷、どちらを選ぶ?
オンデマンド印刷かオフセット印刷かを選ぶポイントは、価格と部数の関係が重要です。
オンデマンド印刷も、オフセット印刷のような細かいアミ点があり、仕上がりの見た目に大差はありません。精細な再現性が求められる印刷物にはオフセット印刷が選ばれますが、印刷技術の向上でオンデマンド印刷のクオリティは年々高くなり、「少部数印刷はオンデマンド印刷」が浸透してきました。
オンデマンド印刷は1冊も10,000冊も同じ工程なので、1冊あたりの価格に大きな変化がありません。
一方、オフセット印刷は、1冊でも10,000冊でも製版コストが変わらないため、少部数だと高額になります。しかし、大量印刷では1冊あたりの価格が大幅に安くなり、オンデマンド印刷より印刷価格が安くなります。
およそ150部以下の少部数印刷はオンデマンド印刷の方が印刷価格が安く、それ以上はオフセット印刷が安いです。
オフセットとオンデマンドの印刷価格を比較!安くなるポイントを解説
オンデマンド印刷の最短納期は?
納期の基本
ネット印刷は「納期」がいくつか選べるサービスが一般的です。
この納期とは、出荷日を指していて、印刷物が届く日ではないので注意しましょう。
注文完了日(印刷会社で入稿データと支払いの確認ができた日)から納期が計算されます。営業日ベースで数えるため、土日、祝日を含めるかどうかは印刷会社によって違います。注文前に確認しておきましょう。
上の図は、土日を含まない納期の数え方です。
例えば、標準コース(5営業日)なら注文完了日の月曜日から土日を挟んで、翌週月曜日が納期(出荷日)です。
納期が長いと安くなる!
最短納期は印刷会社によって異なりますが、当日~3営業日を最短納期にしているところが多いです。
イシダ印刷は「超特急コース」の2営業日が最短納期です。注文完了日が月曜日なら、水曜日に出荷します。
オンデマンドもオフセットも、納期が長い方が印刷価格が安くなります。
最短納期と最長納期では、印刷価格が倍近く変わることもあります。お急ぎでない場合は、同じ印刷仕様を安く注文できる、長い納期を選択してお得に印刷しましょう。
オフセット印刷より、オンデマンド印刷の方が短納期を実現しやすく、当日出荷の印刷会社もあります。
オンデマンド印刷には、オフセット印刷特有の製版工程がないためで、印刷までの時間を短くできるからです。
しかし、オンデマンド印刷でもオフセット印刷でも、製本の工数は同じなので、製本工程にかかる時間はどちらも同じです。(印刷会社の生産体制や受注状況によっては変わります)
冊子印刷の「納期」「締め切り」とは?料金との関係も比較して解説
長い納期と短い納期、印刷価格を比較
納期のよってどれくらい印刷価格に差があるか、実際の価格を比較してみました。
イシダ印刷では5つの納期コースがあります。
- 超特急コース(2営業日)
- 特急コース(3営業日)
- 標準コース(5営業日)
- ゆったりコース(7営業日)
- 超ゆったりコース(10営業日)
次のような、ポピュラーな冊子印刷の仕様で5つの納期ごとの印刷価格を出します。
- サイズ : A4
- 部数 : 100冊
- 本文ページ数 : 50ページ
- 製本方法 : 無線綴じ
- 表紙 : コート135K/カラー
- 本文 : 上質紙70K/モノクロ
- PDF入稿(10%OFF)
- オンデマンド印刷
*キャンペーン期間中は割引価格を表示しております。
10営業日と2営業日では、17,138円の差があります。(通常価格の場合)
同じ冊子ができるのに、納期が違うだけでかなりの価格差です。
スケジュールの都合で短納期になってしまうこともありますが、印刷費を安くできるよう、なるべく長い納期をご指定ください。
他の用紙や製本方法、オプション加工を使った印刷価格は3分でわかる!お見積もり&ご注文でチェックできます。
お急ぎの注文は入稿データの不備にご注意を
入稿データに不備があると、印刷会社から連絡があり、修正して再入稿となります。
再入稿する日が翌日になると、納期も翌日からのカウントになります。お急ぎの注文ほど、入稿データに不備がないか入念なチェックが必要です。
- 入稿データの本文総ページ数と、注文で指定したページ数が同じになっている
- 全ページ同じサイズになっている
- ページ端までの背景や線に塗り足し(3mm)を付けている
- モノクロ指定のデータにカラーの文字や図版が混ざっていない、全ページモノクロ(グレースケール、モノクロ2階調)になっている
- 表紙、本文のデータがわかるファイル名をつけている
- ページの順番がわかるファイル名をつけている
- フォントはアウトライン化(illustrator)、カラーはCMYK設定をしている
上記以外にも、入稿データのチェック項目は多岐にわたります。印刷会社ごとの入稿方法を確認して、余裕のある入稿作業でミスやトラブルを予防しましょう。
イシダ印刷の入稿データのついて
ページ数の間違いや、表紙と本文の指定ミスは、本文ページにノンブル(ページ番号)を入れる、台割表を作るとデータ全体を把握しやすく便利です。
- 1冊から1冊単位でご注文できます
- 最短2営業日出荷 7日、10日と納期が長いほど安い!
- 本印刷前の「先行試し刷り」
- PDF入稿は10%OFF!
- 全国送料無料
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
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冊子のジャンルから選ぶ
利用シーン、目的に合った冊子印刷の仕様を、価格例と合わせてご提案しています。
お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
製本方法から選ぶ
製本方法のメリットを活かした仕様、冊子のページ数や部数に合った仕様を格安でご提案しています。
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