「印刷バカ一代」の野望
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
印刷会社など自分の持てる力の5割程度を使ったらやっていけるのではないか、などとナメたことを思っていた私。結局は経営が立ち行かなくなった時、決意せざるをえませんでした。「今日から私は印刷人間として生きていくのだ!」と。
相当追いつめられていたのでしょう。印刷業以外で稼ぐことは無意味である、とそこまで思い詰めていました。朝から晩まで印刷のことだけに集中する。1日24時間、1年365日、印刷のことを考える。印刷のことなら何でもわかる人間になる。そう思ったら200パーセントの力を振り絞らなければなりません。毎日深夜までの作業。気づいたら何日も家に帰っていない。そんな激務も気にならないほど仕事に集中する日々を送っていました。印刷のことなら私に任せてほしい。印刷博士と呼ばれたい。「印刷のパイオニア」になるのだ、と。
しかしここまできてもやはり不器用な人間・石田秀樹。理不尽な取引にはなかなか頭を下げることができません。多くの経験を重ねてきた経緯もあるのでしょうか。人を見る目だけは研ぎ澄まされてしまっているのかもしれません。印刷屋として正々堂々と取引ができないような、始めから高圧的な態度で来られるとついつい「仕事はいりません」などと言ってしまう。あとでスタッフから叱られてしまうのですが・・・・その代わりといってはなんですが、困っている人にはついつい手を差し伸べたくなる。「厳しい予算を余儀なくされている」「ミスが発生して刷り直す費用を捻出できずに困っている」「どうしても明日までに仕上げなければならない」等々。皆本当に切羽詰まって「イシダ印刷ならなんとかしてくれる」と相談に来られる。印刷人としてはこうして頼られると嬉しいし、ぜひともなんとかしてあげたいと考えます。せっかく縁あって取引させていただいているお客さま。ここは期待に応えなければと期待以上に張り切ってしまう自分がいるのです。
「印刷」とはそれ以上でもそれ以下でもありません。真面目に取り組み、日々当たり前のことを、誠意を持って取り組むだけです。不器用な人間ゆえ時には壁にぶち当たることもあります。しかしどんなに「印刷バカ」と言われてもいい。印刷ならイシダに任せれば間違いない。印刷のことはイシダが誰よりも知っている。これだけは私が胸を張って言えることです。
どこまでいっても「印刷バカ一代」―どうか温かく見守ってやってくだされば幸いです。
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