「江戸小染はな」の特徴

「江戸小染はな」は、「江戸小紋」という着物の布地をモチーフにした、和風の小花柄のファンシーペーパーです。

表面全体に小さな凸凹模様のエンボス加工が施されていて、触ると少しざらざらとした質感です。裏面には模様がなく、さらさらしています。小花模様の大きさは2～2.5mm程度の大きさで、可愛らしくなりすぎず、シックで上品な印象の紙です。

 

イシダ印刷では冊子印刷の表紙にお選びいただけます。
ネット印刷では取扱いの少ない用紙で、和風のテイストで仕上げたい冊子の表紙に選ばれています。

イシダ印刷　取扱い用紙一覧

 

厚さ

斤量は175K、厚さは約0.27mmと、レザック66 175K（厚さ約0.23mm）より少し厚い紙です。

マットコート紙でいうと、180K（厚さ約0.24mm）と220K（厚さ約0.30mm）の間くらいの厚みで、100ページ以上の無線綴じ冊子の表紙にも使えるしっかりとした丈夫な紙が「江戸小染はな」です。

 

色

和風の落ち着いた模様の「江戸小染はな」には数種類の色展開があり、イシダ印刷では「きはだ」と「こうぞ」の2色を冊子の表紙用紙に選ぶことができます。

 

「江戸小染はな」がおすすめの冊子ジャンル

俳句集、詩集、小説

上品な風合いの和風の紙は、俳句集や詩集にぴったりです。歴史や時代劇がテーマの小説にも是非使っていただきたいです。

江戸小染はなの表紙、タイトルの書体に明朝体や筆文字を使ったデザインは、格調高く、作品の魅力を高めます。

 

黄色がかった色味の「きはだ」と「こうぞ」は、本文用紙もそれに合わせて、淡いクリーム色の書籍用紙を使うと、統一感のある一冊に仕上がります。

小さめですっきりとした小花模様は、印刷するタイトルの書体やイラストのテイストによって印象ががらりと変わります。丸ゴシック体などのファンシーな書体でイラストを印刷して、可愛らしい印象に仕上げることもできます。

 

その他にも

和風なイメージを全面に打ち出した冊子以外にも、「江戸小染はな」は幅広く使えます。

• 同人誌の漫画
• 写真集
• アルバム
• メニュー
• プログラム

 

「江戸小染はな」を使った表紙デザイン、印刷のポイント

「江戸小染はな」は、モノクロ、カラーともに印刷可能ですが、地色に色がついている紙なので、あまり全面に写真や色ベタを印刷するのはおすすめしません。

江戸小染を使った表紙は、モノクロのタイトルを印刷するシンプルなデザインでも十分見栄えのいい仕上がりになります。小花模様の凸凹部分にもきちんとインクが乗るので、文字が読みにくくなることはありません。

 

カラー印刷の場合は、小さくワンポイントでイラストを入れるなど、なるべく紙の地色を活かしたデザインが風合いを活かした綺麗な表紙になります。インクは透明で地色に干渉されるので、色を使うなら濃い色がおすすめです。

 

「江戸小染はな」が表紙の冊子　印刷製本の価格

江戸小染はなを始め、個性的なファンシーペーパーはシンプルな白い紙より価格が高くなりがちです。
しかし、表紙を「江戸小染はな」にモノクロ印刷でシンプルに仕上げた冊子は、雰囲気のある冊子をコストを抑えて印刷製本できます。

江戸小染はなを表紙用紙に使った冊子の印刷費を、コート紙にカラー印刷した場合と比較してみましょう。

 

表紙がコート紙（カラー印刷）の冊子

• A5タテ
• 無線綴じ
• 100ページ
• 本文　書籍用紙72.5K　モノクロ
• 表紙　マットコート180K　カラー
• オフセット印刷

 

表紙が江戸小染はな （モノクロ印刷）の冊子

• A5タテ
• 無線綴じ
• 100ページ
• 本文　書籍用紙72.5K　モノクロ
• 表紙　江戸小染　はな ／きはだ　モノクロ
• オフセット印刷

 

同じサイズ、ページ数、製本方法の冊子でも、表紙用紙と色数を変えると印刷費はかなり変わってきます。
作品のイメージや世界観、デザインとのバランスなどに和風のテイストが合う1冊には、表紙用紙の候補にぜひ「江戸小染はな」を入れてみてください。

---

「こんな本にはどんな用紙がいい？」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は

電話連絡先：06-6753-9955 / 法人専用窓口：0120-264-233
（平日10：00～18：00）

またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。

印刷製本の専門スタッフがお答えしております。