中綴じ冊子のホチキス留めを自作するコツ
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
中綴じとは?
針金を使った製本、いわゆる「ホチキス留め」として代表的なものが中綴じ冊子です。
中綴じは、見開きサイズの用紙を二つ折りにして真ん中をホチキスで留める製本方法です。パンフレットや事業報告書、株主通信など、ページ数の少ない冊子をコンパクトにシンプルに仕上げる際に使います。
中綴じ冊子を自作するにはコツがいる?
中綴じ冊子は、紙を二つ折りにした中央2箇所をホチキスで留めます。
しかし、自宅や職場、学校などにあるホチキスは持ち手の長さが10cm未満です。
一般的なホチキスで中綴じにするには、間にはさみこむ紙の大きさにホチキスが足らず、ページの真ん中まで届きません。
コツ①ホチキスを180度開く
ホチキスは針が出る部分と、針を受ける部分が噛み合わせることで針金がうまく紙に固定されます。ホチキスを180度開き、紙の下に硬いものを置いて上から押しつけるようにすれば、その原理を再現することは可能です。
しかし、なかなかホチキスのように綺麗に綴じることは難しいです。
ホチキスの受け側には針を綺麗に折るための溝があり、そのおかげでしっかりと綴じられるのです。
きれいに綴じられないと、見た目が悪いだけでなく、冊子がばらばらになりやすくなって、製本の機能も果たしません。
コツ②長いホチキスを買う
上記の問題を解決する、製本用のホチキスというものも存在します。
こちらは定規のようなものにホチキスの上部分だけがついているという、シンプルな製品ですが、様々なサイズの中綴じ冊子を作ることができます。
価格は一般的なホチキスの10倍以上と、かなり高くなってしまいます。
たった一度の中綴じ冊子を制作するために購入するのは躊躇う金額ですが、自作の冊子を作る機会が複数ある場合は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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中綴じは面付けにも注意
中綴じはホチキス留めだけでなく、ページの面付けにも注意が必要です。
2ページが面付けされた用紙を印刷して二つ折りしますが、1P+2P、3P+4P ……と面付けしても中綴じ冊子にはなりません。
図のように、一番外側にくる用紙に最初のページと最後のページを印刷し、内側になるにつれてページ番号が近づいていく、という面付けになります。自分でやろうとするとなかなか複雑で失敗しがちです。
印刷会社に注文した方が早い?
ホチキス留め冊子は簡単に作れそうでいて結構面倒な工程の多い製本方法です。
ネット印刷会社にPDFで原稿を入稿して、印刷から製本まで一気にやってもらう方が格段に早く、コストもさほど高くありません。
一般的なコピー機やプリンターよりはるかに高性能な印刷機できれいに印刷され、傷やよごれもなく、まっすぐに整った冊子が出来上がります。
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