野球やゴルフ、テニスにランニングとスポーツを趣味にしている方は多いかもしれません。もちろん趣味にとどまらず、大会に出場したり、近所の子どもたちに教えたりなどより本格的に活動されている方もいらっしゃることでしょう。

 

子どもの頃から野球チームに入って訓練していたり、ゴルフやテニスのコーチをつけて学んでいたりする方にとって、日々の練習の積み重ねそのものが大きな財産。せっかくなのでその努力の証を記録し、本にしてみてはいかがでしょうか。

 

スポーツを習得するのは小さな訓練の積み重ねと、日々の努力で培った技術、そしてそれらの成果がもたらす結果、つかみとれるコツなどを把握する必要があると思います。1日の練習メニューのプログラム、例えばストレッチ10分間、素振り100回、ランニング30分間など具体的なメニュー名や回数を記録します。次に週に1度の教室で習ったこと、月に1度のコースでの成績、年に2度の仲間との大会の結果など、あらゆる練習メニューや成績結果を表などにしておきます。

 

数年後、練習プログラムのメニューと成果を見直してみると、どのような練習方法が成果をあげているのか、また成果が見られなかった場合には練習時間の増減や方法の変更などをして再度試して成果を見る。その記録は自分のためになるだけでなく、同じスポーツを志す方にも参考になるのではないでしょうか。

 

どんな小さなことでもオリジナルな情報を

もちろん自分はスポーツをやらないけれど、見るのは大好きという方もいらっしゃるでしょう。試合を見ながらスコアをつけたり、ひとりの選手を追って成績を記録していたり。いつもはテレビ鑑賞だけれど、時には試合会場に足を運んで、自慢の一眼レフでお気に入りの選手を撮影されることもあるでしょう。

 

例えば野球の好きな方なら好きなチームの選手や監督への思い、応援の際に持参した方がよいものなどは良い情報になります。暑い日の観戦には日除けのタオルや凍らせた飲み物、着替えや応援グッズのほかに自分ならではのこだわりグッズなどは参考になります。また、よく通う球場の売店のお気に入りメニューやおすすめの座席、周辺のお店や施設の情報も同じ野球好きの方にとってうれしい情報と言えるかもしれません。

 

本にするためのポイントは自分の足で集めた情報や写真を掲載すること。そして必ず自分なりのオリジナルのコメントを載せることです。他人のブログを読まれる方は気付くと思いますが、誰でもインターネットで調べればわかるような情報はありがたく感じない時代です。どんな小さなことでもいいので、スポーツ好きを自負する自分だからこそ感じ得た事柄を盛り込むようにしましょう。

 

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このコラムのシリーズ「個性派冊子づくりのすすめ」では6回にわたって様々なシーンでの本作りを提案しています。

「子どもの成長アルバム」 ～個性派冊子づくりのすすめ（1）
旅のしおりが旅行の後「使える」冊子に大変身！～個性派冊子づくりのすすめ（2）～
「グルメ日記」 ～個性派冊子づくりのすすめ（3）
「キッチン日記」 ～個性派冊子づくりのすすめ（4）
「家庭菜園日記」 ～個性派冊子づくりのすすめ（5）

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