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【Word】見出しを改行すると本文行間が広くなるのを解決する方法

本年度の卒業アルバムのご依頼について、予定する冊数を超えましたので停止しています。
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。

Wordで見出しで改行、改段落すると行間が広くなる

Wordは段落単位で書式設定をするようになっています。

スムーズな文書作成になくてはならないものですが、不要な場面もでてくるのです。

 

例として、次の文書を見てみましょう。

Wordの段落単位での見出しの書式設定

 

上の文書では、本文の標準フォントは「游明朝 Regular 10.5」ですが、見出しのフォントには「MSゴシック 20」を使用しています。

 

たとえば「見出し1」で改段落(Enterキー)をすると、次の行も見出しの書式設定(MSゴシック 20)になっています。

見出しの改段落

 

ちなみに改段落(Enterキー)ではなく、見出しの改行(Shift+Enterキー)でも書式設定は引き継がれます。

こちらは、同じ見出しの書式設定で続けたいので、書式はそのままで良いでしょう。

見出しの改行(Shift + Enter)

 

見出し直下の本文の書式設定を変える方法

見出しのフォントや行間などの書式設定が、本文にも引き継がれてしまったときの解決方法はとても簡単です。

 

 フォントや行間を変更したい段落にカーソルを置いた状態で、【ホーム】タブより「すべての書式をクリア」をクリックします。

すべての書式をクリア

 

 見出しの次行の本文の書式が標準フォント(游明朝 Regular 10.5)の設定に変わりました。

見出しの次行の書式が標準(游明朝 Regular 10.5)の設定に戻りました

 

書式設定を解除するショートカットキー

書式設定をした段落末で、<Control+Spaceキー>を入力して書式設定を解除することもできます。

そのあとで改段落(Enterキー)をすれば、書式設定は引き継がれません(標準の設定になる)。

 

ベタ打ちで書式設定を行う

改行や改段落をしてから書式設定をクリアする方法は、見出しや本文をあたまから作成していく場合には有効ですが、書式設定を変更しながらの入力作業は時間がかかりますし、ミスも起こりやすくなります。

 

そこで、この問題を根本的に解消できる方法が「ベタ打ち」と呼ばれる入力方法です。

「ベタ打ち」では、入力をすべて済ませてから、あとで書式設定をしていきます。

 

 見出しと本文の両方を標準の書式で入力します。

見出しと本文をともに標準の書式で入力

 

② 見出しと本文の入力が終わってから、まとめて書式設定を変更します。

入力が終わってから、まとめて書式設定を変更

 スタイルの指定もかんたんです。

スタイルを指定

 

書式が変わるたびに設定を変更しているとミスが起こりやすくなりますが、ベタ打ちで入力した後にまとめて書式設定を行えば、改行や改段落でフォントや行間が変わってしまう問題が起こりません。

 

改行や改段落のときに書式設定が引き継がれて面倒だと感じている方は、これらの方法をお試しださい。入稿前のデータチェックが楽になります。

 


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