【Wordの読み上げ機能】校正に役立つイマーシブリーダーの設定と使い方
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
文章のリズムを確認するために音読が推奨されていることは有名ですが、文章の読み上げは校正をする際にも効果的です。
しかし、自分で書いたものを自分で読むのは面倒ですし、周囲に人がいる環境では声を出すことも憚られます。
そこでパソコンやスマートフォン、Wordなどの読み上げ機能が役に立ちます。
イヤホンやヘッドホンを装着すれば、場所を選ばずに文章の校正をすることができるのです。
校正の必要性
Wordのような文書作成ソフトでは文単位の移動が手軽にできますが、あちこちを触っているうちに前後のつながりが失われたり、ところどころで漢字の密度に差ができたり、同じ接続詞がなんども連続してしまう事態が発生します。
また、動詞の名詞化やその逆の操作によって必要な助詞が欠落したり、文章単位の移動によって特定語彙が集中(または近接)してしまうことがあるのです。
こうした事態はソフトウェアの校正機能では見過ごされてしまうことも多く、執筆段階では気が付きにくいのですが、どこかの時点で発見しておかなければなりません。
単純な入力ミスや変換ミスでも、修正が必要になれば校了が後ろ倒しになり、そのぶん歓声や納期が延びることになります。
読み上げ機能を活用すれば、文章のリズムを確認するだけでなく、タイプミスや不自然な表現にも気付くことができるでしょう。
この記事では、Wordの読み上げ機能について紹介します。
Wordの読み上げ機能【設定方法】
① 【表示】タブより〈イマーシブ〉グループ→「イマーシブリーダー」をクリックします。
② 【イマーシブリーダー】タブが表示されます。「音声読み上げ」を選択します。
③ 右のほうに読み上げツールバーが表示されます。
〈再生/一時停止〉〈戻る/進む〉の操作が可能になります。
設定では「読み上げ速度」「読み上げ音声の性別」を選択できます。
④ 再生すると、先頭から指定した速度で読み上げがスタートします。
読み上げている文字は選択状態になります。いま読まれているところを見失うこともありません。
Wordの読み上げ機能は発声が明瞭で聞き取りやすくなっています。
校正に積極的に活用したい機能だと思います。気になる方はぜひ一度お試しください。
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