本や冊子の本文データ作成で必要不可欠な「ページ番号（ノンブル）」。

Wordでは「ヘッダーとフッターを使いこなせれば完璧」というわけではありません。
特に職場の前任者やデザイナーなど、他人が作ったデータを使うときによく起こるのが「ページ番号の設定がよくわからない」という状態です。

ページ番号の設定がどうもうまくいかない時、「ヘッダーとフッター」の他に「セクション区切り」の設定が作用している場合があります。

 

「セクション区切り」とは？

「セクション区切り」とは一つのWord文書を分割して、それぞれ個別に書式やページ番号を設定できる機能です。
ノンブルの有無や、ページ番号がジャンプする時などに使います。

 

セクション区切りを設定する

「セクション区切り」の設定は「レイアウト」タブの「改ページ（区切り）」で行います。

 

 

 

文書内のカーソルを置いた位置を基準として、「次のページから開始」や「現在の位置から開始」などを選択します。

 

「セクション区切り」を表示する

文書作成を「印刷レイアウト」で入力、編集を進めることが多いと思いますが、「印刷レイアウト」ではセクション区切りの位置がどこにあるか表示されおらず、確認できません。

 

「表示」タブで「下書き」をクリックし、編集記号が表示される画面に切り替えます。

 

「セクション区切り」が入っている位置に「セクション区切り（現在の位置から新しいセクション）」が表示されます。

通常の画面表示に戻るときは「印刷レイアウト」をクリックします。

 

セクション区切りを削除する

前述の「表示」から「下書き」で「セクション区切り（現在の位置から新しいセクション）」を表示した後に、通常の文字列を選択する時と同様に、セクション区切りを選択してから削除できます。

 

ページ番号が連番になっていない場合などは「セクション区切り」が設定されています。

セクション区切りを表示して、不必要な区切りを削除しましょう。

 

ページ番号（ノンブル）の表示を削除する

ページ番号（ノンブル）をの削除は、「表示」の「ヘッダーとフッター」をクリックして、ヘッダーとフッターの設定画面にします。

 

「ページ番号」をクリックし、「ページ番号の削除」を選択するとページ番号を削除できます。

 

一部のページ番号だけ削除する（ページ番号のジャンプ、空白ページ）

前述の「ページ番号（ノンブル）の表示を削除する」は、カーソルのあるセクションのページ番号を全て削除します。

1ページだけなど一部のページのページ番号を削除する場合は「セクション区切り」でセクションを分けます。

 

「セクション区切り」と「ヘッダーとフッター」を使うことで、ページ番号の編集、ページのジャンプ、空白ページの挿入などが行えます。

 

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