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句読点の位置を調整する3つの方法

一般的に、行末に句読点がきた場合、表示の方法には3通りの処理があります。

1. 【追い出し】句読点をひとつ前の文字ごと次行に送る。
2. 【追い込み】句読点をひとつ前のマスに入れ込む。
3. 【ぶら下げ】句読点をグリッドの外に配置する。

 

egword Universal 2では「追い出し」や「追い込み」の用語は使われていませんが、同じように処理することが可能です。

 

この記事では「句読点をぶら下げる」ことを目標としておりますが、まずは他の処理についても確かめていきましょう。なお、句読点の設定はメニューバー「書式」→「句読点」から選択できるようになっています。

※以下の画像はレイアウト設定に「原稿用紙」を指定、1行の文字数を10文字としています。

 

①句読点の追い出し（禁則に従う）

この設定は句読点の処理をおこないません。

原稿用紙では、行末に空白ができてしまいます（下の画像2行目行末）。

• メニューバー「書式」→「禁則」→「弱い禁則」または「強い禁則」
• メニューバー「書式」→「句読点」→「禁則に従う」

 

②句読点の追い込み（最後のマスに入れる）

• メニューバー「書式」→「句読点」→「最後のマスに入れる」
• 「禁則」の設定はなんでもOK

 

句読点の設定で「最後のマスに入れる」を選択すると、句読点のほかに「終わりの括弧類」についても追い込みが適用されます（下の画像3行目行末、5行目行頭）。

そのほかの禁則文字は「禁則」の設定に従います。

 

③句読点のぶら下げ

句読点のぶら下げでは、行末にきた句読点はかならずグリッドフレームの枠外に表示されます（InDesignでの「ぶら下がり方式」の「強制」に相当します）。

• メニューバー「書式」→「句読点」→「ぶら下げる」
• 「禁則」の設定はなんでもOK

 

「ぶら下げ」で空白マスができる場合

括弧類にぶら下げは適用されません（下の画像4行目行頭）。

追い込みでは行末におさまっていた「終わりの括弧」も次行に送られます。

つまり、句読点をぶら下げる設定では、禁則処理の適用文字から句読点だけが除外されるのです。

 

行末の空白マスを作らないためには…？

句読点の設定を紹介してきましたが、egword Universal 2では「禁則」と「句読点」の設定がたがいに関係しています。

どのように表示させたいかによって、細かく設定できるようになっていますが、原稿用紙は「1マスに1文字」が原則になっていますので、できる処理には制限があるようです。

 

原稿用紙で行末に空白ができてしまう問題は、「レイアウト設定」を変更することで解消されます。egword Universal 2の使い方「レイアウトグリッドで原稿用紙を設定する」では、レイアウト設定を変更して空白マスをなくし、原稿用紙にする方法を紹介しています。

 

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