イシダ印刷のロゴを高校数学(円と接線の関係)で考える
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
イシダ印刷のロゴマーク
イシダ印刷のロゴマークは文字とマークでできています。
左上の四角形の中に〇が2つあるマークは、何を表わしていて、どんな過程で出来上がるのか、調べてみました。
円と接線の計算式でロゴマークを描く
xy平面において、半径が同じふたつの円が任意の点Pで外接するとき、この2円に対し、外接点Pを通る共通接線を1本引くことができます。
簡単にするために円の中心座標をそれぞれ (1,-1), (-1,1)、円の半径の二乗を2とすると次のような式が得られます。
円1の方程式 (x-1)^2 + (y+1)^2 = 2
円2の方程式 (x+1)^2 + (y-1)^2 = 2
接線の方程式 y = x
すなわち、点(1,-1), (-1,1) を中心とする、半径が√2のふたつの円が原点において外接し、その外接点を通る共通接線が直線 y=x である、ということになるのですが、これではなんのことか分からないので、上の式を座標上に描いてみます。
(GeoGebraで作成)
イシダ印刷のロゴっぽくなりました。
が、じつは接線(紙)の傾き・長さが一意に定まっておりません。
描画する際は、これになんとなく傾きを与えて、適当なところで区切ることが必要になります。
上の接線の式において、直線の傾きtanθが「30° <= θ <= 45°」の範囲になるよう2円の位置を決め、接線の長さは円の直径を越えないようにxの定義域を定めれば、ロゴマークの画像のように、ぽってりとしたかわいい形になります。
ロゴマークの中の図形はなにを表している?
この図形は、創業者の石田がその場の思いつきで熟考に熟考を重ねた末に作った会社のロゴであり、オフセット印刷機のブラケット胴と圧胴、ふたつの胴のあいだを通っていく用紙、その瞬間の断面を表しています。
オフセット印刷とオンデマンド印刷、イシダ印刷の冊子印刷はどちらの方法もお選びいただけます。
お見積り&ご注文でご希望の印刷方法をお選びください。
少部数はオンデマンド印刷、大部数ならオフセット印刷がコストパフォーマンスの良い印刷ができます。
オフセット印刷とは?
では、ロゴマークの元となった「オフセット印刷」とは、どんな印刷なのか、仕組みと特徴を見てみましょう。
オフセット印刷は、刷版を巻きつけた版胴からブラケット胴にインキがまず移り(OFF)、つぎにブラケット胴から紙に転写(SET)される仕組みです。
その際、紙をブラケット胴に圧着するために圧胴で挟みこみ、ふたつの胴が回転して紙を送りだしているのです。
イシダ印刷のロゴは、ちょうどオフセット印刷が進行しているようすを表していて、じっさい、印刷工場では休みなく印刷機がまわっており、効率よく設備を運用することで短い納期が実現できているというわけです。
イシダ印刷では、各種参考書や問題集をはじめ企業様や出版社様の冊子印刷を承っております。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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