音楽教室で生徒さんに配るオリジナル教材の楽譜、楽団のメンバーに配る楽譜、どのように作っていますか？
コピーした楽譜を糊付けでまとめたり、スケッチブックに貼ったりなど自作して制作している方も多いでしょう。

ネット印刷では楽譜に合った紙、綴じ方を選んで楽譜の印刷製本をきれいに、早く、そして安くできるようになっています。1冊から1冊単位で楽譜を印刷できるネット印刷もあり、クラスの人数分、楽団員の人数分といった柔軟な楽譜作りに便利です。

そんなネット印刷を使った楽譜の印刷、楽譜に向いているリング製本についてお伝えします。

楽譜には「リング製本」がおすすめ

イシダ印刷の冊子印刷は無線綴じ、中綴じ、平綴じといった代表的な製本方法の他に、少しめずらしいリング製本の取り扱いもあります。リング製本は、ページのノド（綴じ側）に一列の穴を開けて、ワイヤーリングで綴じる製本方法です。

楽譜以外にもメモ帳やノート、アルバム、卓上カレンダーにリング製本は採用されています。

 

見開きが180度きれいに開き、ページを360度回して片ページの状態でめくっていくこともできるリング製本は楽譜にぴったりです。また、表紙や本文に厚めの紙を選べば譜面立てに開いたまま自立します。

 

リング製本の対応サイズ、ページ数

リング製本で印刷製本できる冊子の対応サイズ、最大ページ数は印刷会社によって異なります。

イシダ印刷では、スタンダードなA判、B判をはじめ大判のA3、A3横、B4、B4横にも対応しています。他にも新書判や四六判、レターサイズもあり、自由なサイズを指定できる変形サイズもフォトブックや作品集で人気です。

 

A4やB5といったコピー用紙やノートの2倍大きなサイズで印刷したリング製本のパンフレットやプログラムは、視界の暗いコンサート会場でも開きやすく、見やすい冊子になります。

 

ページ数は本文6～144ページまで製本できます。
入稿データは偶数ページで作成するルールがあり、奇数になってしまうときは白紙ページを最後に足したり、レイアウトを工夫したりして、本文の総ページ数が偶数になるように調整します。

イシダ印刷のリング製本について詳しくは → リング製本 印刷仕様・納期・価格

 

納期はどのくらい？

リング製本は、中綴じや無線綴じとは工程が異なるため、ご注文・ご入稿から発送まで長めの納期になります。※納期＝発送予定日

 

イシダ印刷では「超特急コース/2営業日」から「超ゆったりコース/10営業日」まで5つの納期をお選びいただけますが、リング製本は「ゆったりコース/7営業日」か「超ゆったりコース/10営業日」のどちらかとなります。

例えば水曜日の午後12時（正午）までにご入稿とお支払いが完了した場合、最短で翌週の金曜日が発送予定日になります。

 

リング製本の印刷価格はどのくらい？【納期別】

リング製本は無線綴じや中綴じに比べると印刷費が高くなる製本方法ですが、実際にどれくらいの価格になるのでしょうか。
楽譜に合う用紙を選んだ仕様でリング製本の印刷価格を、「ゆったりコース/7営業日」と「超ゆったりコース/10営業日」の両方で見積もってみました。

 

表紙は楽譜の強度を高めて、保護する面もあり、しっかりした厚さの用紙を選びます。

本文用紙も、何度もめくったり書き込んだりすることを考えて、ノートやコピー用紙より少し厚めの90Kの上質紙（厚さ約0.13mm）を選びます。ページ数が少ない冊子の場合は、もう一つ厚めの上質紙110K（厚さ約0.14mm）でも丁度いいです。

 

• A4 タテ
• リング製本（リングの色：白）
• 100ページ
• 表紙　：　アートポスト200K　カラー
• 本文　：　上質紙90K　モノクロ

 

納期は長いほど印刷価格は安くなります。
「ゆったりコース/7営業日」に比べて、「超ゆったりコース/10営業日」は100冊だと10,000円近く安くなります。印刷製本の条件は同じでも、納期が違うだけで印刷価格は変わってくるので、なるべく長い納期で注文できるようデータ作成のスケジュールに余裕があると、コストを抑えた楽譜の印刷が可能になります。

 

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