無線綴じ冊子を格安で印刷できる5つのコツ【印刷製本の費用】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
目次
無線綴じとは?
無線綴じとは、本の背を製本用の特殊糊で固めて綴じる製本方法です。本文を重ねて表紙でくるんで、ホットメルト(製本糊)と設備を用いて圧着して製本します。針金や糸を使わない方法なので「無線」綴じといいます。「くるみ製本」ともいいます。
背表紙のある直方体の本格的な本、冊子に仕上がります。教科書や文庫、写真集など冊子印刷や出版、商業印刷の幅広いカテゴリーで無線綴じ製本は使われています。
ページ数の多い冊子、書籍に最適な無線綴じ
無線綴じの優れたところは、ページ数の多い本、冊子を美しくしっかりと製本できる点です。
無線綴じは数百ページの分厚い冊子、書籍も製本できます。(イシダ印刷は4~800ページの無線綴じ冊子の印刷製本に対応しています。)
ページ数が増えると背幅も広くなり、背表紙にタイトルなどをデザインして印刷できます。
一点、ページ数が多くなると、ノド(ページの綴じ側)が数mm隠れます。表情が隠れたり、文字が読みづらくならないようページの内側に15~25mmの余白を設けて入稿データを作成しましょう。
無線綴じの余白は「ノド」に注意!余白は何mmに設定すればいい?
「中綴じ冊子」との違いは?
無線綴じ以外の冊子の製本方法に、中綴じがあります。
中綴じは見開きのページを二つ折りにして、真ん中を針金で留める製本方法です。パンフレットや資料、取扱説明書など少ないページ数の冊子、軽量に仕上げたい冊子に適しています。
中綴じはページ数が多いと強度が落ち、ページがふくらみ見栄えも悪くなるので40ページ程度が製本できる限界です。また、中綴じはページ数を4の倍数にするルールがありますが、単ページずつ重ねて綴じる無線綴じは偶数ページならOKです。
中綴じのページ数の限界は?冊子印刷価格の目安と紙選びのポイント
無線綴じ冊子を安く注文できる5つのコツ
印刷製本は注文する仕様や、納期によって印刷価格が変わります。無線綴じ冊子をより安く注文できるポイントは次の5つです。
1.納期を長く取る
印刷は納期が長いほど安くなり、短いほど高くなります。
使う紙も印刷のクオリティも同じでも、納期が長くなれば印刷価格が半分程度になることもあります。早めに原稿を仕上げて入稿できれば、印刷費を大幅に抑えることができます。
予定が変わったり、急いで仕上げたい印刷には短納期での注文となりますが、なるべく納期を長くとれるようスケジュールを調整したいところです。
イシダ印刷は2営業日から10営業日まで5つの納期コースを設定しています。納期が長いほど、印刷費はどんどん安くなります。割引キャンペーンも実施しておりますので、ホームページをぜひチェックしてみてください。
冊子印刷の「納期」「締め切り」とは?料金との関係も比較して解説
2.カラーページを最小限に抑える
カラー印刷より、モノクロ印刷の方が安くなります。
カラーかモノクロかで印刷価格は大きく変わります。
全ページモノクロ印刷、または本文の「カラー・モノクロ混在印刷」でカラーページを指定して注文すると、全ページフルカラー印刷より安く注文できます。
本文のカラー、モノクロ混在印刷で損していませんか?半額以下も可能!イシダ印刷の独自価格
3.薄い紙を選ぶ
印刷に使う用紙は、基本的に薄い紙の方が安くなります。
ページ数やサイズとのバランスを取りつつ、同じ用紙でも薄い紙を選ぶと印刷価格が安くできます。
紙の厚さはKで表します。
例えば、上質紙70K、110K、135Kと数字が大きくなるほど厚みが増し、価格も高くなっていきます。
(一部、価格の高めの薄い紙があります)
また、小さいサイズやページ数の多い冊子に厚みのある紙を使うと、めくりづらい固い本になってしまいますので、注意が必要です。
4.オフセット印刷とオンデマンド印刷を使い分ける
100~150部以下はオンデマンド印刷、100~150部以上はオフセット印刷が1冊単価が安くなります。
これはそれぞれの印刷方法の特性によるもので、オンデマンド印刷は少部数、オフセット印刷は大部数をコストを抑えて印刷できます。
オフセットとオンデマンドの印刷価格を比較!安くなるポイントを解説
5.PDFで入稿する
PDF形式のファイルで入稿すると、割引になるネット印刷があります。(イシダ印刷は通常価格から10%OFF!)
Wordやillustrator、InDesignで作成したデータを、PDFファイルに変換・保存して入稿しましょう。
PDFファイルはどの端末で見ても同じレイアウトで表示され、画面で見た通りに印刷されます。レイアウトの崩れや文字化けのトラブルも防ぐ、便利なファイル形式です。
WordからPDFへ変換方法とPDF入稿の印刷価格【安全&安い】
InDesign、Illustrator PDF書き出しトラブル解決法【フォント、色味】
無線綴じ500冊を格安で注文すると1冊あたりいくら?
無線綴じ冊子の一冊あたりの単価は、ページ数や部数によって変わります。
無線綴じ冊子を安く注文できる5つのコツを取り入れた印刷価格はいくらになるか見てみましょう。
例えば、A4の無線綴じ冊子50ページ500部なら1冊あたり130.2円、合計65,100円です。※2022年4月現在(税込、送料無料)
- サイズ : A4
- 部数 : 500部
- 本文ページ数 : 50ページ
- 製本方法 : 無線綴じ
- 表紙 : コート紙135K/カラー
- 本文 : 上質紙70K/モノクロ
- 納期 : 超ゆったりコース(10営業日)
- PDF入稿(10%OFF!)
- オフセット印刷
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電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。
印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
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