前付
空白ページ
さっそくテンプレートを開いてみましょう。
見開きページのところで説明したように、左右ページの調整のためにテンプレートは「空白ページ」から始まっています。現在はテンプレートの説明文が記載されていますが、印刷には不要なので、まずこれを削除します。
テンプレートの説明文を削除する
1.テンプレートの1ページ目で、説明文が書かれたテキストボックスを選択し、削除キーを押します。
説明文が削除されます。
大扉+空白ページ
次は「大扉」です。大扉は、本を開いた最初のところに、本の題名や著者名が記載されたページです。
テンプレートでは、本のタイトルとして「MS Wordで本を作る」、著者名として「本の印刷工房」と仮に入力されていますので、実際の題名や著者名を上書きしてください。
このとき注意していただきたいのは、「MS Wordで本を作る」と「本の印刷工房」を別々に入力することです。この2つの部分をよく見ると、文字サイズが違っています。全体を選択して上書きしてしまうと、「MS Wordで本を作る」の文字サイズ(大きいサイズ)が適用されてしまいますので、まず「MS Wordで本を作る」を選択してご希望の題名を入力し、「本の印刷工房」を選択して著者名を入力します。
大扉の次は「空白ページ」が入っていますので、削除せずにこのままにしてください。
目次
次は「目次」です。章タイトルなどの見出しと参照ページが記載されています。
目次は、本文の入力がすべて終わった後、正しい内容に更新します。
縦書きのテンプレートの場合は、実際の章タイトルと参照ページに合わせて上書き入力してください。
横書きのテンプレートの場合は、自動的に更新できる目次になっています。ただし、本文の内容に同期して逐次的に更新されるわけではなく、更新の操作を行う必要がありますので、本文の入力が終わったら、更新します。
目次を更新する
1.目次のどこかにカーソルを置き、右クリックして「フィールド更新」をクリックします。
「目次の更新」プロパティが表示されます。
2.ページ番号だけ更新する場合は「ページ番号だけを更新する」、ページ番号と見出しタイトルを更新する場合は「目次をすべて更新する」を選択し、[OK]をクリックします。
目次の内容が更新されます。
見開きの説明でも触れましたが、目次のページ数が元々のテンプレートより増えたり減ったりした場合は、改ページを入れて、後ろに空白ページを作ります。元々空白ページが入っている場合、ページが増減したら削除しても大丈夫です。
改ページを入れる
1.目次の最後の行の段落記号にカーソルを置き、改行キーを押して空行を作ります。
2.[ホーム]タブの[スタイル]で、「章題/改ページ」をクリックします。
カーソル位置に改ページが入ります。
次は、いよいよ本文(段落スタイル・文字の修飾・ルビを振る・特殊文字の入力)について解説していきます。
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