ページ数が多い冊子の入稿データ作成|画像や文字のレイアウト注意点
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
カタログ、マニュアル、資料集、テキストなど、ページ数が多い冊子の入稿データの作成には、注意すべきポイントが3つあります。
ノドの余白を広く取る 推奨20mm
ノドとは、冊子を綴じた部分を指す印刷用語です。
ページ数の多い無線綴じ冊子のノドの余白は20mmは確保しましょう。
無線綴じは製本工程でノドが綴じこまれるため、ページ数が少なくても基本的に5mmは見えなくなります。
厳密な数値は用紙やページ数も関係しますが、100ページを超える冊子はノドが10mm程度見えなくなると想定した方がいいでしょう。
また、隠れなかったとしても、ノドと文字や図版が近いと読みにくくなってしまいます。
ノドと本文のアキは20mmは取るようにしましょう。
ページ数の少ない中綴じ冊子は、ノドが隠れる部分はほとんど無く、180度見開きが開くのでノドの余白は10mm程度の設定で良いでしょう。
ノドにかかる画像の配置、レイアウト
見開きいっぱいになるデザイン、ノドぎりぎりまで見せたい画像やイラストは、ノド部分が隠れることを前提でノドの端+塗り足し3mmの位置まで配置します。
隠れるからといって画像を途中で切ってしまうと、製本の具合によってはノドに中途半端に用紙の白が出てしまう可能性があります。
そのために塗り足しを付けて背景部分をのばしたり、ぼかしたり、加工・工夫が必要になる場合があります。
また、ノドの部分が見えなくなることに変わりはないので、文字、写真の人物(中心人物、表情など)の重要な要素はノドから20mm程度離れたところにレイアウトします。
見開きページにまたがって画像や図をレイアウトする場合も、ノドの部分が隠れるので重要な要素はノドにかからないように配置する必要があります。
ノドにかかる部分は、多少欠けても違和感のない背景(色無地、空や草原)であることが望ましく、重要な図版、円形、矢印、人物はなるべく片方のページに収まるように配置しましょう。
ノンブル忘れずに
ページ数の多いテキストや資料集、マニュアルにはノンブル(ページ番号)は必須です。
ノンブルが入っていなかったとしても原稿不備にはなりませんが、読書やユーザーにとってとても不便な冊子になってしまいます。
※ページ数の少ない冊子や、写真集などビジュアル要素の大きい冊子の場合はノンブルを入れないこともあります。
重要:印刷会社への注文は、ノンブルの番号ではなく、本文の合計ページ数を指定します。
目次ページ、インデックスの作成
さらに読みやすくするために、インデックス、目次、索引も入れるようにしましょう。
複数の著者が執筆する論文集や、多ページになる小説やカタログ、授業やセミナー、研修で使うテキスト・教材には欠かせないページです。
目次、インデックス、扉を使って冊子の検索性を高める【データ作成方法】
通し番号とノンブル、目次などに記載したページ数が一致するよう、台割表を作れば間違いを防げます。
ページ数や、ページ構成はデータ作成の過程で、追加したり減らしたりが度々あります。
多ページになると、入稿データ全体の把握・管理が記憶に頼るだけでは、ノンブルと目次の不一致や、注文時のページ数指定間違いが起こりやすくなります。
ぜひ台割表を活用して、多ページ入稿データ作成をスムーズに進めましょう。
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
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