無線綴じ冊子の表紙データの作り方解説
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
目次
無線綴じとは?
無線綴じとは、本文用紙を表紙用紙でくるんで背を糊で綴じた製本方法です。
背が平らで、全体的に箱のようなきれいな直方体の本、冊子に仕上がります。
ページ数が多くなっても形が崩れない、しっかりとした製本方法です。
小説、自分史、記念誌などの読み物をはじめ、テキスト、教科書、資料集、論文集、会社案内、カタログなど、様々な冊子印刷で採用されています。
無線綴じの基本 ページ数の決まり
無線綴じの入稿データは、本文を偶数のページ数に設定して作成します。
イシダ印刷では、4~800ページの無線綴じ印刷に対応しています。
※表紙(表1~表4)を除いた本文ページ数です。
白紙ページもページ数にカウントして、合計ページ数を偶数にして、注文時に指定しましょう。
中綴じ製本のページ数は4の倍数
中綴じ(針金綴じ)は用紙を二つ折りにして真ん中をホチキスで綴じた製本方法です。
イシダ印刷では、4~40ページの中綴じ印刷に対応しています。
※表紙(表1~表4)を除いた本文ページ数です。
中綴じは本文を二つ折りにするので、入稿データの本文は、合計ページ数を4の倍数にします。
無線綴じの背幅を調べる
無線綴じの表紙データは、背幅が何mmになるか計算して、背表紙を含めたデータを作成します。
背幅はページ数、本文用紙の厚さ、表紙の厚さによって変わります。
3分でわかる!かんたん無料自動お見積もり&ご注文では、ページ数と本文用紙、表紙用紙を選択すると、背幅が自動計算されます。
イシダ印刷の背表紙便利ツール
背幅計算ツール
無線綴じ冊子のデータ作成に便利な背幅計算ツール(無料)をご利用いただけます。
用紙とページ数、サイズを入力して、「背幅を計算する」ボタンをクリックすると、背幅(mm)が表示されます。
背表紙タイトルジェネレーター
背表紙にシンプルに文字だけをデザインする冊子には、背表紙タイトルジェネレータ(無料)をご利用ください。
タイトルや著者、年月日など文字をシンプルに入れる背表紙データの作成にご利用ください。かんたんに背表紙データが作成でき、PDFでダウンロードができます。
背表紙を含めた表紙データ作り
表紙(表1)、裏表紙(表4)、背表紙が一つにつながったデータを作ります。表2、表3に印刷する場合は、表2と表3がつながったデータを作成します。
印刷会社へ入稿するファイルは、表紙とわかる名前を付けて保存しましょう。
(ファイル名の例)
booklet_hyoushi_1_4.pdf
booklet_hyoushi_2_3.pdf
表紙のサイズ設定は?
背表紙がつながった表紙データのサイズ設定は
表紙の横幅 + 裏表紙の横幅 + 背表紙の幅 × 縦幅
の長方形になります。
A4サイズで背幅が10mmなら
表紙の横幅210mm + 裏表紙の横幅210mm + 背表紙の幅10mm × 縦幅297mm
ヨコ430mm×タテ297mmのサイズ設定になります。
Wordのサイズ設定
1. 「ページ設定」から「カスタムサイズの管理」を選択する
2. 計算したサイズを入力する
Illustrator、Photoshopで表紙データを作る
IllustratorやPhotoshopの、図のように表紙、裏表紙、背表紙のガイドを作るとデザイン作業がスムーズです。
この場合注意しないといけないのは、入稿データで必要なのは全体のトンボだけということです。
ガイドは印刷されないので残しても問題ありませんが、ガイドの位置でトンボを作ったり、ガイドに実線をつけないように気をつけましょう。
入稿前には、一度ガイドを全部消したプレビューで確認しましょう。
※イシダ印刷の入稿データにトンボは必要ありません。
入稿原稿について
表紙データ作成 失敗しないポイント5つ
表紙は冊子の顔となるデザインです。
細部まで拡大しながらじっくりとクオリティを確認してから入稿しましょう。
1. 左綴じなら表紙(表1)は右、右綴じなら表紙(表1)は左
基本的に横書きは左綴じ、縦書きは右綴じです。
右綴じ?左綴じ?どっちにすればいい?~冊子づくりのポイント(1)~
2. 塗り足しを付ける 上下左右3mm
印刷屋が伝えたい「塗り足し」の理由と方法 入稿データに塗り足しを忘れたらどうなる?
PDFに塗り足しを付ける方法(Illustrator,Photoshop,InDesign,Word,PowerPoint)
3. 画像の解像度を推奨値に設定する(300~350dpi)
4. 背表紙の背幅が3ミリ以下の場合は文字やデザインは入れず、表紙・裏表紙と同じ地色を敷く
(背表紙は製本で僅かにずれが生じることがあるため)
失敗しない背表紙の作り方(Illustrator、Photoshop、Word、かんたん作成ツール)
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
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印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
冊子のジャンルから選ぶ
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お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
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